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| 2007年9月23日から26日まで、オーストラリアでランドクルーザー・クラブの全国集会が開かれ各州から100名を超える参加があった。会場となったのは風光明媚なことで有名な南オーストラリア州のフリンダーズ・レンジ。期間中、クラブの将来を問う討議が毎日行われる一方、コンボイを組んでの四駆ツアーも数多く用意されていた。充実した内容の濃い4日間のイベントだった。 |
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| 各州のランドクルーザー・クラブから56台、100名を超えるランクルファンが集まった。参加者は時間的、金銭的余裕のある中高年がほとんど。 | トヨタ・オーストラリアは正式発表前の新型200シリーズをランドクルーザークラブメンバーに特別公開するなど異例の対応をした。 |
| オーストラリアのランドクルーザー・クラブ オーストラリアにはタスマニア州と首都特別地域を除くすべての州・地域にトヨタ・ランドクルーザー・クラブ・オブ・オーストラリアという同名のクラブが6つある。その名前の最後に「クインーンズランド」や「シドニー」といった地名を付けて州ごとに区別している。それらはそれぞれ別の生い立ちを持つ独立したクラブであり、その名前にもかかわらずランドクルーザーのワンメイクのクラブでもない。 今回の全国ミーティング(正式にはトヨタ・ランドクルーザー・クラブズ・オブ・オーストラリア ナショナル・カンファレンス2007)を企画したのは、メルボルンに本拠を置くビクトリア州のランドクルーザー・クラブだ。 私とこのクラブとの付き合いは1989年に遡る。南オーストラリア州のシンプソン砂漠の縁にある大きな砂丘列の麓で8台のランドクルーザーでクラブ・トリップをしていたメンバーたち16名と出会ったのが始まりだ。私はBJ42でブリスベンからキンバリー地方の撮影に向かう途中だった。 |
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実は3回目(?)の全国ミーティング 2007年9月23日から26日まで開催された今年のミーティングはビクトリアのクラブが呼びかけ、クイーンズランド、シドニー、サウス・オーストラリア、ウェスタン・オーストラリアのランドクルーザー・クラブがそれに応えて集まった。 21回目を数えた日本の「ランクル・ミーティング」とは異なり、オーストラリアでは全国規模の集まりは定期的に開催されてはいない。過去には1976年と1977年の2回開催されているだけだ。 会場となったのは南オーストラリア州のフリンダーズ・レンジにあるローンズリー・パーク・ステーション・キャラバンパークだ。ここは羊牧場として開設されたが今では観光に力をいれ、30平方キロという広大な牧場内にはキャンプサイトからキャラバンパーク、エコ・ビラと呼ばれるコテッジまで備わる。今回はキャラバン・パークをほぼ占有してのミーティングとなった。 |
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| キャンプサイトにクラブのマークを掲げるクイーンズランド州のランクル・クラブ。シンボルマークは州の形をデザインしている。 | ||||
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| 受付の終わった夕方5時からハッピー・アワー。飲み物とスナックを持ち寄り談笑する。このあと開会式セレモニーが行われた。 | ||||
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| 午前中は毎日役員による会議が行われ、クラブをどのように運営、発展させていくかが真剣に議論された。一般のメンバーも傍聴できた。 | 新型200系を紹介したトヨタ・オーストラリア商品計画マネージャーのダグ・ソーデンさん(左端)の周りには質問をする人の輪が絶えなかった。 | |||
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| ビクトリア州のクラブ役員であるロン・スミスさんの80ストレッチド・エクストラ・キャブ。シャシを60センチ延長し、エンジンをシボレーのV8ディーゼルに換装した「シェボタ」だ。 | リアにスペアを2本背負い、HF無線機のアンテナを立てる典型的アウトバック・ツアラーに仕立てられた80スタンダード。 |
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| フリンダーズ・レンジ国立公園で一番美しい風景の一つであるブンエルー・バレーのダートを走り抜けるコンボイ。oh what a feeling! | ミーティングに参加した56台のうち40系はわずか3台。一番奥は13B-Tに換装された1980年式BJ40。手前は筆者の1984年式FJ45。 |
| 目的は大きく2つ「討議」と「交流」 今年のミーティングの目的の一つはクラブ間の意見交換と討議だった。各クラブが将来どのように展開していくか、また全国レベルで「トヨタ・ランドクルーザー・クラブ・オブ・オーストラリア」の活動をどう進めていくかが議題の一つだった。 クラブの知名度をさらに高める、クラブ間の相互連絡体制を整備する、さらにはトヨタ・オーストラリアや各企業への全国で統一した連絡窓口を作ろうということが議題となった。 各クラブとも数百人規模のメンバーを抱える大所帯でビクトリアのクラブはその数が600人を越え、役員は選挙で選ばれる。期間中毎日午前中に会長、総務、会計、広報、クラブ機関紙編集、クラブ・トリップ、社交などそれぞれの職務に関係する役員が各クラブから集まって真剣に討論が行われた。この討議には一般クラブメンバーもオブザーバーとして参加することができた。 また、こうした全国規模のミーティングを開催し、トヨタや諸企業の新製品や新技術に直接メンバーが触れることができるチャンスを提供することもこのミーティングの大きな目的だった。 その一つとして行われたのが新型200シリーズのお披露目である。トヨタ・オーストラリアはオーストラリア国内に2台しかない新型200シリーズを現地に持ち込みクラブメンバーにお披露目をしたのである。「報道関係に発表する前の新型車を一般に公開することは異例中の異例」と主催者の一人であるサンドラ・タナーさんは興奮気味に話す。また、クラブ員の前で新型200シリーズの商品解説をし、質疑応答に丁寧に答えていたトヨタ・オーストラリア商品計画マネージャーのダグ・ソーデンさんは「ランドクルーザーの市場、顧客の動向を理解するうえでランドクルーザー・クラブをとても重要視している。それにメンバーはランドクルーザー・ブランドに忠実だしね。だから今回の特別のお披露目が実現したんだ」と解説する。 |
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盛りだくさんの四駆ツアー 討議に参加しない一般クラブメンバーの最大の目的はコンボイ・ツアーだ。また会議だけでは役員も飽きる。そのため主催者は一日コースや会議に参加した人のための半日コースなど所要時間、走行内容、難易度別に毎日、合計20を超す四駆ツアーを計画していた。参加希望者は初日の受付時に掲示板に一覧にされたツアー案内書に名前を書き入れて登録する。台数制限があるツアーは早い者勝ちである。どこを走ってもおもしろい所ばかりなのでどのツアーを選択するか掲示板の前は人だかりができていた。 ミーティングの会場となったフリンダーズ・レンジは同名の国立公園も擁する景勝地だ。海底が隆起・褶曲した山脈がいくつも走り一帯は四駆天国でもある。いくつもの羊牧場が敷地内のステーション・トラックというダート道を台数を制限してわずかな入場料で走らせてくれる。もちろんそこはLowレンジの世界で河原や峰、スピニフェックスが生える急斜面など一般道では味わえない体験ができた。 次は2年後 「このミーティングが成功したというのは控えめな表現かもしれない。討議セッションはいつも満員で、そこから得られた成果によってランドクルーザークラブを変化の激しい時代に適応させることができるだろうし、それにより一般のメンバーがより楽しめるものになるだろう。今後は2年に1回定期的に開催していきたい」。主催したビクトリア州のランドクルーザー・クラブのガリー・クーパー会長は満足げだった。 (4X4MAGAZINE 2008年1月号掲載の署名記事に加筆修正を加えたものです) |
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| 四駆ツアーに出発する朝、路肩に停めてブリーフィング。移動は前後をトリップ・リーダーが固め、UHF無線で交信しながら進む。 | ||||
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| 日本ではめったに見かけない75トゥループキャリアや角目の80、100系がぞろぞろと参加するコンボイの走行風景は迫力満点。 | ||||
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| 女性陣に囲まれ記念写真に納まる巨漢スコット・ハミルトンさん。ビクトリア州のクラブで数多くのクラブ・トリップを企画している人気者=B | ||||
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| ごろた石の転がる河原で昼食。HZJ75トゥループキャリアで単独参加のジュディ(手前)は何をするのも下手で遅いが憎めないキャラクター。 | ガムツリーの巨木が立ち並ぶ河原を走る。フリンダーズ・レンジの羊牧場では敷地内を台数を制限してわずかな入場料で走らせてくれる。 | |||
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| 西オーストラリア州代表の自作キャンパー。HZJ75キャブシャシのシャシを延長しエクストラ・キャブに仕上げ、2台の冷蔵庫、熱交換式のシャワーまで装備し快適なブッシュ・キャンプが可能だ。 | ||
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| ブルバーのないスッピン≠フ100。いつもはキャラバンを引いて舗装道路を旅することが多いが今回のミーティングで四駆ドライブを堪能。 |
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